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長野日大その3 毎日新聞より

 投稿者:管理人  投稿日:2008年 2月21日(木)13時27分55秒
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  厳しい練習を終えた長野日大の野球部員が合宿所「自律寮」に帰ってきた。1階の食堂に集まった16人の寮生のはしが、せわしなく動き、空腹を満たしていく。選手が座るそのテーブルをゆっくり見渡しながら食事をする大きな背中があった。
「お前、細いんだから、おれのも食べろ。おれは年だからいいんだよ」。中原英孝監督(62)の豪快な笑い声に、選手の笑い声が重なった。「練習だと厳しいけど、寮だとやさしくて面白い。父親みたいだ」と寮長の上村圭佑投手(2年)は話す。
自律寮の2階は同高の勉強合宿に利用され、1階には野球部員16人と松本市に自宅がある中原監督が生活している。同校には寮はなかったが「中原監督を慕って県内外から生徒が集まるようになった」(山崎隆晴理事長)ために建設された。

 寮の建設は中原監督の強い希望でもあった。「土曜日に授業があるなど、練習時間が限られているので、通学時間を省ける寮は重要。また野球は頭を使うスポーツなので、チームが一つになることが大切だ」と話す。
「自らを律する」がその名の由来の自律寮。朝は午前6時起床。その後、グラウンドで体操や筋トレなどを行い、寮の掃除を行う。午後9時の夕食後は11時の消灯時間までに、各自が玄関前で素振りなどをする。
通学可能な長野市に自宅がありながら「練習に専念したい」と入寮した平野聖選手(2年)。自主練習中に様子を見に来た中原監督に「もっと下半身を使った方がいい」などと指導された。「普段の練習では聞けないことも寮では細やかに指導してもらえる。入寮してよかった」と話す。
8畳の各部屋では2人ずつ生活する。池田秀弥選手(2年)は試合が終わった夜は必ず、同室の上村投手に「今日の打ち方はどうだった。突っ込んでなかったか」などと聞き、自らのプレーを振り返るという。上村投手は「一緒にいるとこっちも刺激になる。ちゃんとやらないとと思う」と話す。
年に6回ほどは「強化合宿」として、すべての部員が3泊ほどし、チームとしての一体感を高めている。同寮が完成した06年、秋の県大会で優勝を果たすなど“成果”が表れている。「寮で寝食をともにすることで、選手の気持ちが同じ方向に向かっていくのを感じる。甲子園に行くためにはなくてはならない存在だった」と中原監督は話す。甲子園出場のための大切な役割を果たした寮は、大舞台での活躍を誓う選手を静かに見守っている。との事です
 
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